睡眠のために

以前、とある睡眠の研究の被験者として参加したことがあります。

肥満による睡眠時無呼吸症候群の一次予防も念頭に、毎日、与えられた歩行と就寝前の15分程度の軽い運動プログラムをこなします。
被験者には高齢者もおいでになるので、7種類程度の本当に簡単な運動でした。
与えられた歩行は、1日20分程度、心拍数が一定上がるまで、出来るだけ大股で早く歩いて下さい、という指示でした。
1ヶ月に1回、身体および体力の測定がある以外は、食事も生活習慣も特に制限なし。

2ヶ月を過ぎた頃、明らかに異変がありました。
歩行の足取りが、軽い!なので早い!そして楽しい!どんどん歩きたくなる!
お風呂に入ると、明らかに足が細く締まって、「誰の足?」と思うほどに美脚になっている。
自ずとプログラムを増やしたくなる衝動に駆られながら、プロトコルどおりの運動をこなす日々。
研究期間満了の3ヶ月後の測定結果は、勿論目を見張る効果で、ポジティブなデータを提供することが出来ました。

このプログラムは、無理なく痩せて、首回りの脂肪を落とし、いびきや睡眠時無呼吸症候群を予防するということが目的だったのですが、簡単な足腰等の運動でも毎日行うことで劇的に歩行が楽になるということを実感しました。
歩くための筋肉が、どれほど大切かを身を以て、感じることが出来ました。

とはいえ、なかなかセルフケアというものは、習慣が付くまで(実感できるまで)が大変ですよね。
すいか庵オフィスケアでは、無理せず習慣がついて、実感できる。
それで日常が少し楽しくなる。

加えて、マッサージは筋肉や筋膜の状態や、それに対するクライエントの方の感覚を知って頂くためにお役に立てると考えています。
副交感神経や、オキシトシン、ストレスホルモン(コルチゾール)などへ働きかけることで、リラックスを促すことにも役立つと考えられていますが、クライエントの方々が、ご自身の状態を知って頂いたうえで、より効果的で継続頂けるセルフケアをご提案出来るよう、スタッフ自らも体験していきたいと思っています。

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