経営理念
Keeping  “MIBYO”

1.西洋医学と東洋医学
医学といえば真っ先に西洋医学が思い浮かぶと思います。
現在の西洋医学では病気の概念は、『根拠の学問』である科学を元にしているため『中途半端な(根拠のない)ものが許容されない』つまり、白か黒かという考え方が主流で、病気が、あるのか、ないかの二択にならざるを得ない状態なのだと感じています。
東洋医学では経験から学んだ人々の知恵が元となっていると言われています。
根拠を証明するという現在のような確固たる概念が確立されて無かった時代の考え方なので、『証明できないから仕方がない』というような許容範囲が許される医学なのだと感じています。
例えると、東洋医学はアナログ時計(秒針があるもの)で1秒と2秒の間(1秒の次は1.1秒など)の存在が認められている。
西洋医学はデジタル時計(英数字が表示されているもの)で1秒の次は2秒というようにハッキリ分かれているため、わかりやすい分、間の存在が認められずらいのではないかと感じています。
それぞれメリットとデメリットがあるので、すいか庵オフィスケアではできるだけハイブリット(両面からの視点)で考えるようにしています。

2.未病とは?
東洋医学では昔から『未病』(みびょう)という考え方があります。
デジタル時計ではなく、アナログ時計と同じで1秒と2秒の間が存在しているのと同じように、健康と疾患(病気)の間が存在しているという考え方です。
つまり、段階でいうと①健康②疾患ではなく、①健康②未病③疾患ということです。
また、未病には、例えば疾患名がついていないような状態や検査をしても原因のわからない肩こりや、なんだかしんどい(不定愁訴のみ)、肥満などがあります。(生活の質(Quality Of  Life)が損なわれないレベル)
健康から未病、未病から疾患に至る過程には密接に『レジリエンス力の不足』と生活習慣が絡んでいると感じます。

3.レジリエンス力とは?
レジリエンス力とは『ストレスを飼い慣らす力』であり、『レジリエンス力の不足』を、未病や疾患の元になる大きな要因の1つと捉えています。
人間の脳や身体は状況や状態の変化(ストレス)に対して順応するように作られているため、ストレスの正体、自分自身の状態、マインドセット(固定概念の束)の存在などを意識することがレジリエンス力向上の鍵であると感じています。
すいか庵オフィスケアでは、マッサージや傾聴を通して、まずは、自分の身体や心が教えてくれるシグナルや状態に自身で気づき、”未来のご自身へ健康の贈り物”のご用意をお手伝いをさせていただきたいと思っています。

4.すいか庵オフィスケアの想い
『未病』の改善、維持、進行はその人の生活習慣や、レジリエンス力に依存することが多いと感じているため、レジリエンス力を身につけたり、向上させることが生活習慣の改善につながり、疾患の予防になりえるのではないかと考えています。
なぜなら、ストレス社会と言われて久しい日本では、仕事や育児、介護などに追われて、気がついていてもケアする時間すら取れず、取り返しのつかない段階(疾患)になって、自分の状態に初めて気がつき後悔している、という話を仕事柄よく耳にするため、いわゆる健康の状態のままでいられている人は実は少ないのではないかと感じているからです。
最低でも『未病の段階』でくいとめられると、QOL(生活の質)が損なわれることなく、疾患を発症せずにいられるので、健康寿命(自力で生活できる状態)が長くなる可能性が上がります。
そのため、出来る限り若い頃から『自分の現状に気づく習慣を身につけること』を可能にする、レジリエンス力の向上が大切だと感じています。
また、私たちあん摩マッサージ指圧師は、基礎的ではあるものの医学的な知識や経験があり、他の医療関係者と比べて施術時間が長いため、直接触れたり、話す時間が確保できるのでコミュニケーションがとりやすい、という特徴があります。
コミュニケーションのとりやすいマッサージを通して、今の働き盛りの将来を少しでも健康に過ごせるお手伝いがしたい、10年後30年後、健康状態に悔いを残す人を少しでも減らしたい、そんな想いからこの『すいか庵オフィスケア』を立ち上げました。
私共は、心身一如の考えを基本に、安全で安心・健全なサービスと、”手の温もりが持つ力”をお届けできるよう、研鑽を積んで参ります。

▶︎ミッション
社会を支える“働く世代”のお客さまに、「ホッと」スポットをお届けできること。
お客さまの向こう側においでになるご家族や大切な方々に、”健やか”が広く伝わることをイメージすること。
それが、スタッフの笑顔や意欲に繋がる組織を目指します。

▶︎ビジョン
未来の子供達に“ 人間らしい豊かさ”のタイムカプセルを贈ろう。

平成16年以降、男女の有訴症状上位5位には”腰痛”、”肩こり”、”手足の関節が痛む”、”頭痛”、”体がだるい”、”せきやたんがでる”、”鼻がつまる”、”鼻汁が出る”であることが報告されています。
その8~48%が日常生活に支障を感じており、若い頃から長期に自覚している一方で働く世代のほぼ半数以上が医療機関を受診せず、24~40%が措置を講じていない悩みやストレスを抱えながらも、相談できないまま経過していることが明らかになっています(厚生労働省の国民生活基礎調査結果(平成28年) )。
働き方、世代を問わず、未知の環境や多様なストレスに晒され続ける現代だからこそ、「人間らしい豊かさ」を保つために、早期世代からの未病維持サポート体制を整え、次世代に繋がる健康社会に寄与できる組織を目指しています。

 

 

 

◇すいか庵オフィスケアは、持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。
→SDGsの取り組みについてはこちらをご参照ください。