医学系の論文検索サイト
南極大陸にまで新型コロナ感染症が広まり、7大陸全てがウィルスの手中に収まったようです。
安全に予防できるワクチンを待つことしか出来ない人類の非力さを目の当たりにすると、現在の医学の進歩だけでは未だ自然に打ち勝つことなど程遠いことを思い知らされます。
パンデミック下での政府や医療体制の脆弱性、経済の両立との絡んだパズルに世界中が戸惑う日々。
個人個人が自らの心身に責任を持ち、日々の生活を見直すことこそが、自身のみならず家族や社会を支えることだとシンプルに啓示されているようです。
「積極的に必要な健康情報を選択、取得、理解、評価、利用し、自らの健康のために行動する能力」と言われるヘルスリテラシー。
”科学的”、”エビデンス”、”EBM(Evidence-Based Medicine:根拠に基づく医療)という言葉が行き交うようになって久しいですが、どう自身の健康に適格に入手し、活用出来るかは、とても難しいのかもしれません。
取捨選択する際に参考になるサイトの例があります。
☆「統合医療」に係る情報発信等推進事業(厚生労働省):https://www.ejim.ncgg.go.jp/
☆「健康を決める力」(聖路加国際大学他):https://www.healthliteracy.jp
また論文は以下のサイトでも検索が可能です。
☆ 「CiNii」(国立情報学研究所):https://ci.nii.ac.jp
☆「Google scholar」(Google) :https://scholar.google.co.jp/schhp?hl=ja
☆「J-Stage」(独立行政法人科学技術振興機構):https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja
☆「Pub Med」(米国国立医学図書館):https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov
☆「Directory of Open Access Journal」:https://doaj.org
☆「学術機関リポジトリデータベース」:https://irdb.nii.ac.jp
*国内の臨床研究の検索は本ブログの「臨床研究をさがす」をご参照ください。
全ての事象が”科学的”に実証されている訳ではありません。
研究は、研究の方法は勿論、実施された時代や、研究に協力くださった方々の人数や人種・生活習慣、研究の規模や財源、実施された国の文化や環境、規制など、様々な因子によって影響を受ける可能性があります。
研究論文は、そういった背景の下で証明された「ひとつの事実」であることを念頭において読むことが、とても大切です。
ご自身の健康のために必要な情報として、現在、どんな”事実”が研究の成果として報告されているか、お時間が許せば、是非一度覗いて見てください。
ヘルスリテラシーにある「理解、評価、利用、行動」に結びつけるにあたっては、医師などの専門家に相談することも含まれています。
医療者が専門領域外等であっても、医療者間のネットワークや調べる方法を知っていて、理解し、分かり易く説明したり、紹介してくれるはずです。
すいか庵オフィスケアでも、情報を見極め、どのようにケアサポートに活用できるかを検討しながら、日々知識や技術を更新してまいります。
ご自身のヘルスリテラシーを高める一助にご活用ください。