成分献血
先日、初めての「成分献血」デビューしました。
今まで30回余り、献血をしましたが、採血の時に看護師さんから「いい血管ですね。是非成分献血もご検討ください」とスカウト頂くことが何度かありました。
一回身体から出た血液から、赤血球、白血球や血小板は戻ってくるのが、何となく抵抗があって(後、時間が40〜70分かかるので)、距離を置いてきました。
少し年を重ねて、新型コロナ感染症で、血液製剤が不足しているんじゃないかと思い立ち、献血ルームを訪れたら、大盛況!この時期、献血は予約は必須です。
初めてなので、通常検査に加え、長めの問診と、心電図検査も加わります。
400mlの時より、多めの温かい飲み物での水分摂取や、長時間になるのでお手洗いや食べ物(お菓子)も摂取して、いざ出陣!
少し採血しては戻し、また採血しては戻す、という作業を、機械が繰り返しますが、自覚症状は全くなし。
400mlの時のように、下肢のポンプ運動や腹式呼吸の指示もありません。
(献血でポンプ運動を教えてもらって、たまに足の浮腫解消で自宅でもやっています。)
「本当ですね。見事な血管です」と褒めてもらい、温かい飲み物を飲みながら、採血が始まります。周りは読書や睡眠をしている人がほとんど。
「身体が冷えると、少し時間がかかるので、寒かったら仰ってくださいね。毛布を足します」とご配慮頂きながら、私はTVで稲川淳二さんの怪談をチョイス。
肝を冷やしながらも、40分足らずで終了。
結果的に採血した量は500mlを上回るらしく「終わったら2杯は水分とってください」と言われ、待ち時間に胃液が薄まるぐらい水分を摂ってしまったから、飲み物を一杯と、アイスクリームで補給を済ませました。
成分献血は2週間のインターバルを空ければ、また出来るのだそうです。
でも血漿が少ないと、結合組織が脱水しやすくなるんじゃないのかな、と想像が膨らみ、もう少し期間を空けてみようと思います。
人工血液の開発は進んでいるようですが、献血には無償の応援愛が込められているような気がします(確かに無料で飲み物やお菓子が提供される、雑誌読んで休憩できる、ポイントが貯まるなどのサービスも充実していますが)。
献血ルームに伺う度に、科学では補えないものを、人間の好意が補い合う大切な仕組みだな、と感じます。提供出来る身体でいるためにも、自らが健康でいたいな、と思わせてくれる空間です。